“初月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかづき50.0%
しょげつ25.0%
しよげつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大伴家持の作った、初月みかづきの歌である。大伴家持の年代の明かな歌中、最も早期のもので、家持十六歳ぐらいの時だろうといわれている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
繊々たる初月しょげつ鴉黄あおうのぼ
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
予等は梅花の一瓣にも、つるおもひ、初月しよげつを想ひ、空山くうざんを想ひ、野水やすゐを想ひ、断角だんかくを想ひ、書燈を想ひ、脩竹しうちくを想ひ、清霜せいさうを想ひ、羅浮らふを想ひ、仙妃せんぴを想ひ、林処士りんしよしの風流を想はざるあたはず。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)