“出色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっしょく88.9%
しゆつしよく11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともかく日本で今売られている土産品としては出色しゅっしょくのものといわねばなりません。それが持つくすの香りもよいものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
わけて近頃、出色しゅっしょくの男に、木下藤吉郎ともうす者……至って小身者の由ですが、何かにつけ、城下の領民たちの口端くちはによう名の出る男などおりまする
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長春ちやうしゆんから來て哈爾賓で後へ二つ繋がれた客車の人をも交ぜて三十人餘りの女の中で此婦人が出色しゆつしよくの人である。晝前にはもうどの男の室でも其噂がされて居たらしい。
巴里まで (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)