“出生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっしょう41.2%
しゆつしやう17.6%
うまれ17.6%
しゅっせい11.8%
しゅっしゃう5.9%
十三十四5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女が姓名も出生しゅっしょう地も知らぬということは、彼女たちが、事情あって、郷里を離れねばならなかったのだろうと考えることが出来ます。
遺伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
出立たちいでうかゞひ居たり此三人の中頭立かしらたちたる一人は甲州にて名高き惡漢わるもの韮崎にらさき出生しゆつしやうの雲切仁左衞門といふ者なり若年じやくねんころより心がうにして眞影流しんかげりう劔術けんじゆつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出生うまれは私、東京でも、静岡で七つまで育ったから、田舎ものと言われようけれど……その姉さんを持ったおかげに、意地も、張も、達引たてひきも、私は習って知っている。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
伊豆伍いずごは、身上しんしょう二十五万両と言われる神田三河町の大店おおだなだ。一代分限だいぶんげんで、出生しゅっせいは越後の柏崎かしわざきだという。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
チッバルトをころしたうへに、おのがをもころさうとや? みづか墮地獄だぢごくつみをかして、そなたゆゑにこそきてゐやるあのひめをもころさうとや? なんそなた出生しゅっしゃうのろひ、てん
巳の年一二三巳の月四五六巳の日七八九巳の刻十十一十二出生十三十四二十一歳の男子十五十六十七十八十九二十廿一」と二十一文字を記せり。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)