“凪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
73.5%
なぎ23.3%
1.6%
1.1%
とり0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃はもう風もいでただ霧がかかっているだけだった。そうしているうちに疲れが出てきて、立ち上ることを全く忘れてしまった。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
御承知の通り昨晩はなぎでしたので、犬崎から折れ曲って逆流している黒潮海流の支流に押されて、この岬の附近まで漂って来ます——
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
キギシ」「我妹ワギモ」「ツルギ」「シギ」「陽火カギロヒ」「漕ぎ」「ぎ」「継ぎ」「仰ぎ」などの「ぎ」には(甲)類に属する文字を用い
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
昨日まで吹きすさんでいた西風がけろりとんで、珍らしく海がいでいた。静浦の沖には、無数の漁船が日光を享楽している水鳥の群のように点々と浮んでいる。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
浮上うちやがとて見ゆるとり伊平屋いへや嶽の如くに
首里城 (新字旧仮名) / 世礼国男(著)