“凡庸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんよう95.8%
よのつね2.1%
カマンプレイス2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは最も凡庸ぼんようなものばかりで——大公爵の誕生日のために作った、大鷹という協奏曲コンセルト、大公爵令嬢アデライドの結婚のおりに書いた
發顯みあらはすこと忠相ぬしの外能く凡庸よのつねの奉行の爲し得可きことにあらねば傳へて美談びだんとなす物から又聞く所ろに依ば彼天一坊なる者は實に吉宗ぬしの落胤らくいんに相違なく將軍未だ紀州に在るとき侍女じぢよまろゆめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一たいこんな凡庸カマンプレイスな街上風景の片鱗ほど、力づよく旅人を打つものはあるまい。旅にいると誰でも詩人だからだ。あるいは、すくなくとも詩人に近いほど羸弱るいじゃくな感電体になっている。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)