“冤罪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんざい81.0%
むじつ15.9%
ゑんざい3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これを見ても、郁次郎の冤罪えんざいなることは明白じゃ。あれはわしの子だ! 塙江漢の子だ! そんな極悪人であろうはずがない!」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「えっ、では、老先生の明智と熱とをもって、ご子息の冤罪むじつを主張なされても、やはり、郁次郎殿は、罪人ときまったのでございますか」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これぞ余が冤罪ゑんざいを身に負ひて、暫時の間に無量の艱難かんなんけみし尽すなかだちなりける。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)