“内地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないち80.0%
くに20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那しな内地ないちからるものと非常ひじようによくてゐるので、どうしてもこれは支那人しなじん祖先そせん使用しようしたものらしくおもはれるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
しかるに金解禁きんかいきん出來できれば、爲替相場かはせさうばほとんど一てい不動ふどうのものになつて外國ぐわいこく金利きんり内地ないち金利きんりうごきのために、多少たせううごきはあるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
今更のように自分の身のまわりを見廻わす。そうだ、十年も経ってしまっている。——そうか。そんなら、死ぬだけは内地くにの村で死にたい。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
そうすれば、まるッきり簡単に「生れた時」とちっとも変らない赤裸になって、おっぽり出された。内地くにへ帰れなくなる。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)