“兵符”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいふ80.0%
わりふ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵符へいふをうけて、その発向を知った周瑜は、すぐ一軍を派して、南屏山なんびょうざんのいただきに大旗をさしあげ、まず先手の大将陸遜りくそんを迎え、続いて孫権の許へも
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
式場に三重の壇を築き、五方に旗を立てて、白旄はくぼう黄鉞こうえつ兵符へいふ印綬いんじゅなどを捧持する諸将の整列する中を、袁紹は衣冠をととのえ、剣をいて壇にのぼり
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明は南郡の城を取るや否や、すぐ曹仁の兵符わりふ(印章)を持たせて人を荊州に派し、(南郡あやうし、すぐ救え)と云い送った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)