“公方様”のいろいろな読み方と例文
旧字:公方樣
読み方割合
くぼうさま94.4%
くばうさま5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長崎ではお役人の目がやかましいから、九州の沖で日本の船に積換え、米や炭の荷に交ぜて、公方様くぼうさまお膝元へ持って来るに違いない。
勝手になさい。わたしの体に指でも差してごらん、わたしもただは置かないが、この近所には、わたしの知合いで、公方様くぼうさまの兵隊を指図を
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(笠を取る。)仔細しさいもなしに喧嘩を売る、おのれ等のやうなならずものが八百八町にはびこればこそ、公方様くばうさまお膝元が騒がしいのぢや。
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)