“光彩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひかり37.5%
あや12.5%
いろどり12.5%
くわいさい12.5%
くわうさい12.5%
つや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真昼の太陽は赭々と照って、野生の羊や犂牛やくの角を黄金こがねのように輝かせ、隊商の率いる家畜の金具に虹のような光彩ひかりを纏わせている。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
じゃあ今度は一つ、せめて、その眼の光彩あやだけでも語ってみるがいい。
その新生面はどんな光彩いろどりを放っているか、どんな香霧においを漂わしているか。
モデル臺、石膏せきかう胸像きようぞう、それから佛蘭西ふらんす象徴派しやうちやうはの名畫が一まいと、伊太利いたりーのローマンス派の古畫こぐわ摸寫もしやしたのが三枚、それがいづれも金縁きんぶちがくになつて南側の壁間かべ光彩くわいさいを放つてゐる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
何を見てもしづむ光彩くわうさいである。それで妙に氣がくづれてちつとも氣がツ立たぬ處へしんとしたうちなかから、ギコ/\、バイヲリンをこする響が起る。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
室羅伐スラヴァスチ城の大長者の妻がはらんだ日、形貌かお非常に光彩つやあり、産んだ女児がなかなかの美人で、生まるる日室内明照日光のごとく、したがって嘉声かせい城邑じょうゆうあまねかった。