“假令”のいろいろな読み方と例文
新字:仮令
読み方割合
たとへ50.0%
たとひ31.3%
よしや6.3%
たとふ3.1%
もし3.1%
よし3.1%
タトヒ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は家へ行く別の道を知つてゐる。だが、假令たとへ私が二十も道を知つてゐたにしろ、もう何にもならなかつた。彼が私を見附けたのである。
これと同時どうじにその論議ろんぎ具體化ぐたいくわした建築物けんちくぶつ實現じつげんさらのぞましいことである。假令たとひその成績せいせき多少たせう缺點けつてんみとめられてもそれ問題もんだいでない。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
見捨て逃出したる嫁に離縁状はやられぬと主人も申きけられことに今日は兩旦那りやうだんなとも留守るすではあるし假令よしやまたうちに御出なされて御はなし申た所がおやをつとに暇を呉た女へすぐ素直すなほに離縁状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まうけ夫婦の喜悦よろこび假令たとふるにもの無くてふよ花よといつくしみそだつうちに間も無つまのお久時の流行はやり風邪かぜ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
諫説かんぜいしてきみかほをかすにいたつては、所謂いはゆるすすみてはちうつくすをおもひ、退しりぞいてはあやまちおぎなふをおもものなるかな(七三)假令もし晏子あんしにしてらば、これめにむちるといへど忻慕きんぼするところなり。
まへちひさなをんなであらうと、假令よしまたへびであらうと、それは一かう差支さしつかへないやうなものだが!とつゞけました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
假令タトヒ西洋に行つて西洋の學問が出來ても支那の仕事をする事が出來ない、矢張り支那の學問をしなければならんと思つて中年から初めて支那の學問を修め段々支那の事が解るやうになつた。
支那研究に就て (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)