“侍衆”の読み方と例文
読み方割合
さむらいしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻𧘕𧘔あさがみしもを着けた五十人あまりの侍衆さむらいしゅうがその先を払って、いずれも恐れ入った態度を取って、ひそやかに二条城を出たのは三月七日の朝のことだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「伊勢守様も、もう都の空だよ。大胡城は去年、上杉勢に攻め落されて、石垣と木杭ぼっくいしか残っていない。そこに今あるのは、上杉家の侍衆さむらいしゅうのお陣屋さ」
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやいや家中の侍衆さむらいしゅうではない。ご一門中の立派なお方だ」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)