“作用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたらき47.1%
さよう32.4%
はたら5.9%
ファンクション5.9%
アクション2.9%
ウィルクング2.9%
モーション2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そは神と人との間に契約を結ぶにあたりては、わがいふ如く貴きこの寶犧牲いけにへとなり、かつかくなるも己が作用はたらきによればなり 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
〔譯〕雲煙うんえんむことを得ざるにあつまる。風雨ふううは已むことを得ざるにる。雷霆らいていは已むことを得ざるにふるふ。こゝに以て至誠しせい作用さようる可し。
我を取囲む錯雑せる悲惨みじめさの意識。事物そのものに内在せる悲劇が作用はたらいて救い難い暗さに迄私を塗込める。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
作家と作家活動の作用ファンクションが自然にそうなのだ。したがって作家が自然に為し、かつ、為さなければならぬ自我の追求、確立ということは、自分の内部において外部の世界を処理する仕事である。
恐怖の季節 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
エジントンの云うところを聞くと、一般相対原理はほとんどすべてのものから絶対性を剥奪した。すべては観測者の尺度による。ただ一つ残されたものが「作用アクション」と称するものである。
アインシュタイン (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
われわれは時の代わりにる何かのエネルギーあるいは「作用ウィルクング」のごとき量を基本的のものとしてこれを空間と対立させる事によって、新しき力学的系統を立て直す事は不可能であろうか。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
宇宙生命から人間を開覚せしめんために四六時中つねに作用モーションを人間に働きかけている智慧とも、区別がつかなくなります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)