“体温”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいおん50.0%
あたたかさ25.0%
ぬくみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ幽明ゆうめいさかいにあって、まったく死んでしまったわけではないので、いくぶん、ぬくみがあるが、ささの小枝からはいうつった小さな白蛇しろへびは、かれの体温たいおんへこころよげにそって、腕からのど
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉野は窓側へ、直ぐ隣つて智恵子が腰を掛けたが、少し体を動しても互の体温あたたかさを感ずる位窮屈だ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「うむ、有難い、体温ぬくみがある。手当てをしたら助かるであろう。まだ浦若い娘だのに殺してしまっては気の毒だ。爺々おやじおやじもっと漕げ!」
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)