“人中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとなか87.5%
じんちゅう10.4%
にんちゅう2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地図は持っているが、田鶴子たずこさんにしても僕にしてもそれを人中ひとなかで拡げて見て態〻わざわざお上りさんの広告をする気になれないから不便だ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「きょうは人中じんちゅうじんを見た。一世を率いる宰相も国の宝だが、一畝いっせの田を守るかれの如きもひとしく土の宝じゃ。愚鈍はまま神にも近い」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人中にんちゅう」の特に美しい人は忘れられない。女優サラ ベルナアルの人中は少しつれていて其為め前歯がちらちらと見え勝である。其魅力は無比であった。
人の首 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)