“人世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんせい88.2%
じんせ5.9%
アース5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋に酔うとは、これを云うのかしら、わしは人世じんせい嬉しさの絶頂に達し、痴人の如く、瑠璃子の顔を飽かず眺め入った。見れば見る程愛らしい。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
焼けても人世じんせの外に活くべし。
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
常に人世アースの境域にのみ心をあつめ、社界を改良すと曰ひ、国家の福利を増すと曰ひ、民衆の意向を率ゆと曰ひ、きはめ尨雑ばうざつなる目的と希望の中に働らきつゝあり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)