“二語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたこと75.0%
にご25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いえ、私の番頭に今一寸一語ひとこと二語ふたこと云ってやることが出来たらとそう思ったので、それだけですよ。」
二語ふたこと三語みこと言っては復た黙って了った。窓から外を見ようとすらもしなかった。ゆすられ通し船に揺られて、復た汽車に揺られたので、山本さんは居眠りばかりして行った。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
冷然たる医者はいち二語にご簡単な挨拶をしながら診察にかかった。しかし診察は無造作であった。
奈々子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)