“丹波”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんば87.5%
たんばの5.4%
たには1.8%
には1.8%
にわ1.8%
ニナミ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹波たんば朝倉山椒あさくらざんしょうというのは、古くから有名で献上品、あるいは大名の御用となって諸方へ出回り、ずいぶん珍重されたようである。
山椒 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
(赦文を読む)重科遠流おんるめんず。早く帰洛きらくの思いをなすべし。このたび中宮ちゅうぐうご産の祈祷きとうによって非常のゆるし行なわる。しかる間、鬼界きかいが島の流人るにん丹波たんばの成経、たいらの康頼を赦免しゃめんす。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
またちか淡海あふみ御上みかみはふりがもちいつくあめ御影みかげの神が女、息長おきなが水依みづより比賣に娶ひて、生みませる子、丹波たには比古多多須美知能宇斯ひこたたすみちのうしの王、次に水穗みづほ眞若まわかの王、次に神大根かむおほねの王
常道ひたちの仲の國の造、長狹の國の造、伊勢の船木の直、尾張の丹波にはの臣、島田の臣等が祖なり。
踏むように渡って歩くお前でも、丹波にわ高一のこの落ちぶれ果てた姿を見たら、少しは何んとか思うだろう
踊る美人像 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
をとめのマヨひきの国。たまくしげ輝く国。こもまくらあるタク新羅の国を、丹波ニナミけ給ひマツロへ給はむ。