“中年増”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうどしま85.0%
ちうどしま12.5%
ちゆうどしま2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御覧の通り、まことに下品な、シャクレた顔をした中年増ちゅうどしまで、顔一面に塗りつけております泥は、厚化粧のつもりだそうで御座います。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
めた、面長おもながの、目鼻立めはなだちはつきりとした、まゆおとさぬ、たばがみ中年増ちうどしま喜藏きざう女房にようばうで、おしなといふ。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
玄関わきの事務所らしい部屋から、丸髷の中年増ちゆうどしまが奥へかう声をかけた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)