“両個”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩個
読み方割合
ふたつ53.8%
ふたり38.5%
りょうこ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ英国より取寄せられたる瓦斯がすストーブにて高さ四尺長さ五尺幅弐尺あり、このあたえ弐百五十円なりという。ストーブのかたわらに大小の大釜両個ふたつあり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
昼間の程はつとめてこもりゐしかの両個ふたりの、夜に入りて後打連うちつれて入浴せるを伺ひ知りし貫一は、例のますます人目をさくるならんよとおもへり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さればかの黒色こくしょく白色はくしょくとの強き対照によりて有名なる雪中相合傘せっちゅうあいあいがさの図の如きは両個りょうこの人物共に頭巾ずきんかぶれるがため男女の区別全く判明しがたきものとはなれり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)