“不義者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふぎもの40.0%
ふぎしゃ20.0%
ふぎしや20.0%
ぶぎもの20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何が可愛い、そんなに可愛けりゃ、くれてやるから伴れて往け。きさまのような不義者ふぎものは、一刻いっときもおくことはできん、さっさと出て往ってくれ」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かれはその眼中がんちゅう社会しゃかい人々ひとびとをただ二しゅ区別くべつしている、義者ぎしゃと、不義者ふぎしゃと、そうして婦人ふじんのこと、恋愛れんあいのことにいては、いつもみずかふかかんってくのであるが
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かれ其眼中そのがんちゆう社會しやくわい人々ひと/″\たゞしゆ區別くべつしてゐる、義者ぎしやと、不義者ふぎしやと、さうして婦人ふじんこと戀愛れんあいこといては、いつみづかふかかんつてくのであるが
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
庭口からそっと忍び込んで、裏手に待っているから、四つの廻りの拍子木を聞いたら、構わず菊の首玉くびッたまへかじり附け、己が突然だしぬけにがらりと障子を開けて、不義者ぶぎもの見附けた
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)