“不文律”の読み方と例文
読み方割合
ふぶんりつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、病気じゃありません。この地方では少くとも一日に一回は粥を喰べるのが昔から不文律ふぶんりつになっていますから、自然尿利にょうりが好くなり過ぎるのですな」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
村に行わるゝ自然しぜん不文律ふぶんりつで、相応な家計くらしを立てゝ居る者が他人のくぬぎの枝一つ折っても由々敷ゆゆしいとがになるが、貧しい者はちっとやそとのものをとっても、大目に見られる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
言ふ迄もなく其頃は、變死と見ると、寺方でとむらひを引受けないのが不文律ふぶんりつになつて居りました。