“不寝番”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねずのばん58.8%
ねずばん35.3%
プエユウル5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不寝番ねずのばんが油を差しに来た時も、ちょっと驚かされたけれども、やっぱり無事に眠っているものだから、安心して行ってしまいました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お梅が帽子と外套を持ッて来た時、階下したから上ッて来た不寝番ねずばんの仲どんが、催促がましく人車くるまの久しく待ッていることを告げた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
竜太郎は広間を横切って不寝番プエユウルの部屋へ駆けて行った。不寝番は、ちょうど寝床に入ろうとしていたところだった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)