“上閉伊郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみへいぐん50.0%
かみへいごおり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐々木喜善君の報告に、今から三年ばかり前、陸中上閉伊郡かみへいぐん附馬牛つくもうし村の山中で三十歳前後の一人の女が、ほとんと裸体に近い服装に樹の皮などを纏いつけて、うろついていたのを村の男が見つけた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この書は、陸中国上閉伊郡かみへいごおりに遠野郷とて、山深き幽僻地ゆうへきちの、伝説異聞怪談を、土地の人の談話したるを、氏が筆にてかし描けるなり。あえて活かし描けるものと言う。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)