“三升”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みます62.5%
さんしょう37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう聞かされて見れば、子供心にもなるほどとうなずかれる。流し場の隅に積み重ねてある留桶とめおけのなかで三升みますもんなどが光っていたからである。
座頭は三升みます大五郎(四代)という京都根生ねおいの役者で、これが由良之助をした。あまり上手ではないとの評判であった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
家に伝わった俳名三升さんしょう白猿はくえんの外に、夜雨庵やうあん、二九亭、寿海老人と号した人で、葺屋町ふきやちょうの芝居茶屋丸屋まるや三右衛門さんえもんの子、五世団十郎の孫である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
団洲とよび、三升さんしょうとよび、堀越ほりこしと呼び、友達づきあいの交わりを求め許した。そして、団十郎以外にも、彼にならんで名人菊五郎のあることも知った。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)