“三十年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんじふ33.3%
みそぢ33.3%
みそとせ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ビールに酔つてくると、彼女の生活から来た習慣で磯村の膝へもたれかゝるやうにしたりしたけれど、もう三十年さんじふを越した彼女としては、前途の不安を感じないではゐられなかつた。
花が咲く (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
君はとしの頃三十年みそぢにやおはすらん。姿形など取立ててしるし置かんもいと無礼なめなれど、我が思ふ所のままをかくになん。
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
来て見れば三十年みそとせあまり経にしかど昔ながらにゆらぐみあかし
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)