“マット”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:まっと
語句割合
蒲団33.3%
16.7%
敷物16.7%
16.7%
絨氈16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とそれから帷幕とばりの中に入って、蒲団マットの上に、卓子テーブルや椅子を一つ一つ積み重ねていった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
復仇フッキュウノ事、必ズ、時ノ奉行ニ至リテ、理非、黒白ヲ明カニシ、ソノ命ヲ受ク。コレ古来ノ法ナリ。世説セイセツニ、奉行ヘ告グルハ、身ヲマットウセントスル心アルヤニ似タリ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清浄せいじょうな白い籐の椅子、テーブル、純白なカーテン、海の色そのままな真青な敷物マット、南に海を受けたそこは二十畳に近い座敷だった。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
日本では床の上に寝るのであるが、やわらかいマットがこの上もなくしっかりした平坦な表面を持っているので、休むのには都合がよい。
そこからずっと階下したまで敷き詰められた絨氈マットの上まで来て消え失せている。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)