“ホテル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旅館64.7%
旅舎17.6%
宿屋5.9%
客舎5.9%
火太立5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゆふ老人の帳場番頭の居ること、制服のギヤルソンが二三人うやうやしさうに立つて居ること、これ等はどの国の旅館ホテルも少しの違ひがない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
其等の漠然とした遠景の裡から仄白く光って延びる道路に連れて目を動かすと、村で一番大きな旅舎ホテルの伊太利風のパゴラの赤い円屋根と、白い柱列コーラムとが瞳に写りますでしょう。
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
直ぐ邸宅やしきの立派なのを欲しがるのと打つて変つて、今も往時むかし宿屋ホテル室借まがりで、その全財産を鞄一つにをさめてけろりとしてゐる。
チヤーチルを宿屋ホテルに送り込んだ紹介人ひきあひにんは、帰りに本屋の店を覗いてみた。本屋は椅子にもたれて籠のカナリヤを逃がしたやうな、浮かぬ顔をしてゐた。
ヅウリツトルの客舎ホテルに泊る客がある毎に、リツプは身の上話をしました。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
あまりにハルビンな火太立ホテルであるかが充分以上に描出されたことになろう。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)