“プラットフォーム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歩場33.3%
歩廊33.3%
歩廓33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから切符を切つて歩場プラットフォームへ入るまで見えなかつたのじやが、入つて少し来てから、どうも気になるから振返つて見ると、そばの柱に僕を見て黒い帽をつとる者がある、それは間よ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
風呂敷包のなかには書きためた詩と、あたらしい原稿紙の幾帖かがあるきり、外に荷物なぞはなく、ぶらりと歩廊プラットフォームに出たときに眼にはいつたものは、煤と埃でよごれた煉瓦の色だつた。
洋灯はくらいか明るいか (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「もし/\鳥渡ちょっと待って下さい。」と泉原は数間離れたところから夢中で声をかけたが、三人連は振返りもせず、そのまゝ歩廓プラットフォームを歩いていった。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)