“ブランコ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ぶらんこ
語句割合
鞦韆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額部に古い、微かな傷のあるのは、幼い時鞦韆ブランコから落ちた痕だと言う。頸にも、少女の頃に鳥渡した腫物を切ったあとが残っていて、ニコラス・オグリフと弟の証言は疑いもないのだ。
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
あの銀色をした温味のある白毛のしとねから、すやすやと聞えやうかと耳を澄ます、五月雨さみだれには、森の青地を白く綾取あやどつて、雨が鞦韆ブランコのやうに揺れる、椽側えんがはに寝そべりながら、団扇うちはで蚊をはたき
亡びゆく森 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
あのグーン、グーンと全体に響く、快よい鞦韆ブランコの鼓動!
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)