“ブエノスアイレス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舞埃城33.3%
舞城33.3%
舞埃33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(平野は青々として海のようにひろがり、ラプラタ川の色は黄色ににごってあたかも泥のようである。舞埃城ブエノスアイレス市外の道は、一望すれば空に消えるかと思われるばかりである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(高層の建物が櫛の歯のごとくならぶ舞埃城ブエノスアイレス市は、狭い街路を電車が縦横に走る。日暮れ時ともなると人々の集散は激しく、肩と肩とがぶつかり合うありさまで往来するのである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
紋都モンテビデオ市の湾外に船をすすめ、さらに夜明けまでラプラタ川をさかのぼる。汽笛の音が時には夢を破り、やがて舞城ブエノスアイレス市があかつきの船窓に見えた。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ブラジルの野はコーヒーの林がつらなり、舞城ブエノスアイレスは牧草の地が広がっている。羅江ラプラタ湾をくちとすれば、安岳アンデス山脈の雪をころもとしよう。天然の恵みは無尽蔵であるが、どうして人の住むことが少ないのであろう。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
舞埃ブエノスアイレス市の郊外の道を行けば、牛羊が草に酔ったかのごとくけぶるようなみぎわにねむっている。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)