“バター”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牛酪90.9%
マル9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそれが自分自身への口実の、珈琲コーヒー牛酪バターやパンや筆を買ったあとで、ときには憤怒のようなものを感じながら高価な仏蘭西香料を買ったりするのだった。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
牛酪バター焼の蛙のあしをつまんで歯でしごくと、小鳥よりもやはらかでなんともいへぬ香気が口の中にひろがる。
蛙料理 (新字旧仮名) / 久生十蘭(著)
懇意な人たちが餞別であるといって蕎麦そば、パン、マルバター乾酪チーズ乾桃ほしもも、中にはカタと銀貨をくれた者も四、五名ございました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)