“デルタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三角洲50.0%
三角州21.4%
三角形14.3%
δ7.1%
砂洲7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、これも三角洲デルタがあるから、一方の岸には遠い時でも、かならず一方には草色が見える。いや、草色ばかりじゃない。水田の稲のそよぎも見える。楊柳の水に生え入ったのも見える。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
地形図の上で黙示するすばらしい岩壁フルー、連続する瀑布、三角州デルタのような広いかわら、塗りつぶしたような奥深い原始林などによってわれわれをあやしくひきつけてからどのくらい日がたったことであろう。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
細田氏は私が事情を知って、氏を三角形デルタで脅かしているものだと死ぬまで思っていたことでしょう。
三角形の恐怖 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いや、僕は天狼星シリウス視差パララックスを計算しているのだっけ。またδデルタもあればξクシイもある! それ等を、一点に帰納し綜合し去ることが出来ればいいのだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
火環列島の砂洲デルタの上の都市
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)