“ストーブ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな：すとーぶ
語句割合
暖炉47.1%
煖炉26.5%
煖爐20.6%
暖爐5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ホッと息を吐（つ）いた彼れは直ちに衣服（きもの）を脱ごうとして例の通り、寝床へ入る前に懐中しておるものを一々取り出して傍（そば）の暖炉（ストーブ）の上に置いた。
水晶の栓 (新字新仮名) ／ モーリス・ルブラン(著)
右手が勘定台（カウンター）で、その上の格子から女中の髪に揷した白い花の簪が見える。客が非常に少かった。私は室の奥に据えられた煖炉（ストーブ）に火が焚かれたのを見たことがない。
蠱惑 (新字新仮名) ／ 豊島与志雄(著)
其の後の煖爐（ストーブ）には、フツ／＼音を立てなが石炭が熾（さかん）に燃えてゐる。それで此の室へ入ると嚇（くわツ）と上氣する位煖（あツた）かい。
解剖室 (旧字旧仮名) ／ 三島霜川(著)
と云つて、主筆は椅子を暖爐（ストーブ）に向ける。
菊池君 (旧字旧仮名) ／ 石川啄木(著)