“コ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
12.7%
9.1%
7.3%
5.5%
5.5%
5.5%
5.5%
5.5%
5.5%
3.6%
3.6%
3.6%
3.6%
3.6%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る語には「古」を書いて「許」を書かない。例えば「」、「ヒコ」のコは「古」を書いて「許」を書かない。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
し」は経過を言ふので、「最近までまつり続けて来た所の」の義であつて、後代なら来たと言ふ処だ。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
築造チクザウルハ都下トカ繁昌ハンジヤウシテ人民ジンミン知識チシキヒラ所以ユエン器械キカイナリ
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
谷からに生えノボつて居る萱原は、一様に上へ/\とり昇るやうに、葉裏を返してき上げられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ていな小市民生活の中で大きくなって、きりつめた暮しにおどろかないのは本当に良妻です。本当にどうにかうまくやってゆけばよいと思います。
一人だに、 わが配偶ツマよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほう/\と切れてしまふ藕絲ハスイトを、八・十二二十合ハタコに縒つて、根氣よく、細い綱の樣にする。其をごけに繋ぎためて行く。奈良の御館ミタチでも、カフコは飼つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
イ段の仮名にあたる音がオ段にあたる音に(の実、—焰)
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
處女子ヲトメゴは 出でぬものか。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
サラニ又 オドロクヲ要セズ 孝子 仁者 純朴ノ善民 マタ清廉セイレンニ至リテハ コレウヤマイ愛スルモ 誓ッテ是ヲ困苦コンクセシメズ ウ善大衆ヨ 御身等オンミラハタダソノ天誅テンチュウヲ見 ソノ職ニ安ンジ居ラレヨ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雁がを生んだ事を以て、瑞祥と見たのである。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
レ同根ヨリ生ズルヲ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此も奈良朝以前にも既にコトに神にふ位の内容しか感じられないまでに固定したと見えてゐるが、「ことあげ」と言ふ語が、「ことゞあげ」で、人間の神にする「ことゞ」を言うたと想像出来る。
予ハ案内人ヲシテ夜暗天井裏伝イニ隣室ニシノミ、其ノスーパーヲヌスマシメタリ。同夜苦心ノ末、コイル、コンデンサー、乾電池等ヲセット中ヨリ取外トリハズシ、短波長送信機ヲ組立テント試ミタリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
やがて金色コンジキ雲気ウンキは、次第にして、照り充ちた色身シキシン——ウツし世の人とも見えぬ尊い姿が顕れた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
祖父オホヂ武智麻呂ムチマロのこゝで亡くなつて後、父が移り住んでからも、大分の年月になる。父は男壮ヲトコザカリには、横佩ヨコハキ大将ダイシヤウと謂はれる程、一ふりの大刀タチのさげ方にも、工夫をらさずには居られぬだてモノであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次の一首はある女の死を悲むめれば、こはむかひめなりけん、(これらは石見の任よりいと前なり)かくて後に石見へまけて、マケの中に京へ上る時、妻に別るとて悲しめる歌は考にいふが如し
人麿の妻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
新橋の何とかと云うだったってきいた事があるが、今の年でこの位なら若い時にはキットさわがれて居たんだろうと思う。
芽生 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
・あのがかあいさうでと日向はぬくいおばあさんたち
其中日記:05 (五) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
マサニノ難ナカルベシ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師匠ししょうさまがつらつら亀卜きぼく卦面かめんを案じまするに、すなわち、——富岳フガク鳳雛ホウスウマレ、五狂風キョウフウショウジ、喬木キョウボクアクツミイダイテライカル——とござりましたそうです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人の 金髪 空に吹かれて輝く
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
西頭セイトウノ漢
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが又、ここに一つ不思議というのは、その虎列剌コレラの伝染系統が全くわからん。その当時はまだ夏の初めで、県下に虎列剌コレラの字も発生していなかった時分だ。
無系統虎列剌 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
首里・那覇辺から、国頭クニガミの端まで出かける家すらある。単に此だけで、醇化せられた祖先崇拝と言ふ事は出来ない。常に其背後には、墓に対する恐怖と、死霊に対するび仕への心持ちが見えてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
彼に備つた芸容の大きさが、全くとり還すすべをえたものだつたと言ふことを知つたのである。立敵タテガタキの立敵らしい役方を要する狂言は、此後完全には行ふ事が出来なくなつたのである。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)