“キリスト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:きりすと
語句割合
基督97.8%
基理蘇督0.6%
救世主0.6%
自分0.6%
預言者0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしてそれは基督キリスト教徒にとって好都合のことではないと、こう云うのが一の理由となって中止せられたものだと、或る人は云って居た。
釈宗演師を語る (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
基理蘇督キリストの像か何か三助は知らない。三助はつい珍しげに見まわしていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われち、とりぶやうに、ばら/\ると、さすがは救世主キリストのお乳母うばさん、のさつと太陽した一人ひとりうづたかくろふく突立つゝたつて、狂人きちがひ向合むきあつてかゞみましたつけが、かなはなくつたとえて
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
マリアは自分キリストに迫っている危機を感じてしているのだから放っておけ、と云ったのでしょう。
彼奴あいつはイエスだ、ただイエスだ。なんの彼奴が預言者キリストなものか! 預言者よげんしゃなら助けを乞うはずはない。例の得意の奇蹟というので、さっさと難を遁れるはずだ。しかし」
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)