“イ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
12.1%
9.1%
7.6%
6.1%
6.1%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
3.0%
3.0%
3.0%
3.0%
3.0%
3.0%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
1.5%
馬声1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北京ホッケイノ囚人盧俊儀ロシュンギ、及ビ、ソノ護送役人ヲ殺害シテウバイ去ッタ大罪人ヲ訴エデヨ、という莫大な懸賞つきの布令ふれなのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是ヲ死地ニ置イテシカシテノチク——と。それがしは幼より兵法を学び、丞相すら事にあたってははかりごとをこの馬謖に相談されておるのだ。だまって我が命令のようにすればよい
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コレ、大漢ノ建安十五年。南陽、諸葛亮ショカツリョウ、謹ンデサイヲ大都督公瑾周府君コウキンシュウフクンノ霊前ニ致シテウ。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
マトイアテルヨリハ、ワガ思念開陳シネンカイチン体系タイケイスジミチチテリ、アラワナル矛盾ムジュンモナシ、一応イチオウ首肯シュコウアタイスレバ、我事ワガコトオワレリ、白扇ハクセンサットヒライテ、スネノハラウ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ファルヤマも、百合ユーリ花盛ファナサカリーイ、きすゅるソーデニオのしおらしや……」
骨仏 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
其亡き骸は、大和の國を守らせよ、と言ふ御諚で、此山の上、河内から來る當麻路の脇におけになりました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれはきた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
乳母オモよ。この絲は、蝶鳥の翼よりも美しいが、蜘蛛のより弱く見えるがよ——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
坐シテ道ヲ論ズコレヲ三公ト言イ、ッテ之ヲ行ウヲ士大夫シタイフウ——と古人が申したのもその理ではございますまいか
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此木を樹てると、魂が留まると信じて居たのであらう。其が「伎倍キベのはやし」であると思ふ。「を先だゝに」は、そんな所ではやしの行事をして居ないで、早く村へ入つて了へ。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾大国主神曰、然者、治奉之状奈何。荅言吾者都岐奉ツキマツレ于倭之青垣東山上。此者坐御諸山上神也。(神代記)
サンズレバ春風シユンプウリテ洛城ラクジヤウツ……
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
人のにしを思ふ こゝろに
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
シバラく絶対的といふ名称の下にるゝことゝした。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
わが未だ地獄に降りて苦しみをうけざりしさきには、我をつゝ喜悦よろこびもとなる至上の善、世にてと呼ばれ 一三三—一三五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
諸〻の聖者はかの諸〻の光の中にて飛びつゝ歌ひ、相寄りて忽ちデイ忽ち忽ちエルレの形を作れり 七六—七八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
課長はその悪漢どもを叩きのめすような手附きで、オイと体操を続けていった。しかしその楽しさも永くは続かなかった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「我レ東ヲチシヨリ、茲ニ六年ニナリヌ、又天皇ノリテ、兇徒キョウトコロサレヌ。」と、後世つくられた、いわゆる「建国の詔」に、その事が明らかにされてある。
哥人とあらむ者きたなくする目をよくさまし、此に憤りをオコし、思ひを凝して、よみ口のホコサキスルドにし、其事に随ひ、其物に因り、彼方此方のきらひなく
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
また、道誉にすれば「——将ヲムトスレバ馬ヲ」であった。三人の典侍のうちでも、廉子はひときわ光っている。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石坂氏イシザカシハダメナ作家サッカデアル。葛西善蔵先生カサイゼンゾウセンセイハ、旦那芸ダンナゲイウテフカ苦慮クリョシテマシタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
カムくだりいませまつりし、高ひかる日の皇子は、飛鳥アスカ浄見キヨミ原に、カムながらふとしきまして、聖祖スメロギのしきます国と、天の原岩門を開き、カムあがり、あがりましぬ。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
早稲の贄を饗応する為のみだから、「贄へ斎み」の義で、にひなめ・にふなみ・にへなみ・にはなひなど言うたのである。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
きらめきてりし日を 思ふなり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
避りまつりし故は其八十神各々稲羽イナバ八上比売ヤガミヒメヨバわんの心ありて、共に稲羽に行きける時に、大穴牟祖神にフクロを負わせ、従者トモとしてて往きき。是に気多の崎に到りける時に、裸なる兎伏せり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
へんば(みっちゃの一名。南区船場の口合ひ)火事て、みっちゃくちゃ(むちゃくちゃを綟る)に焼けた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
もの思ふと ねず起きたる朝明アサケには わびて鳴くなり。庭つ鳥さへ(万葉集巻十二)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其レヨリ漸々ヤウヤウ、敵味方モ見分ケタリ。後ニテ聞ケバ、柴田方ノ戸波隼人トテ由々ユユシキ豪ノ者ナリシ由ニテ、其時ノ一番槍トモハレタレ
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先祖の村々で、予め考へる事の出来る時間があるとしたら、作事サクジはじめの初春かられに到る一年の間であつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『万葉集』巻十二に「いぶせくも」という語を「馬声蜂音石花蜘蟵クモ」と書いてあって、「馬声」をイに宛て、「蜂音」をブに宛てたのをみれば、当時の人々は、蜂の飛ぶ音をブと聞いたと共に
駒のいななき (新字新仮名) / 橋本進吉(著)