“ア”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
8.5%
8.5%
6.8%
6.8%
5.1%
5.1%
5.1%
5.1%
à3.4%
3.4%
3.4%
3.4%
3.4%
3.4%
3.4%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隠国コモリクの泊瀬国に、さヨバひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。つ鳥キヾシはとよみ、家つ鳥カケも鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マトイアテルヨリハ、ワガ思念開陳シネンカイチン体系タイケイスジミチチテリ、アラワナル矛盾ムジュンモナシ、一応イチオウ首肯シュコウアタイスレバ、我事ワガコトオワレリ、白扇ハクセンサットヒライテ、スネノハラウ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
はもよシヌぶ。藤原處女
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
また人によってはアケビはから来たものとし、またアクビから来たものともしている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
もっと極端に云えばの札の札というようなものを二三枚ずついて置いて、と読んだ時、蒔いてあるの札を残らずさらってしまえば好いわけになる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
れは己れよりもHを愛して居るんだキット」
千世子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
萬法藏院の晨朝ジンテウの鐘だ。夜の曙色アケイロに、一度騷立サワダつた物々の胸をおちつかせる樣に、鳴りわたる鐘のだ。イツぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
門は、左京二條三坊に、北に向いて開いて居るが、主人家族の住ひは、南を廣くけて、深々とした山齋ヤマが作つてある。其に入りこみの多い池を周らし、池の中の島も、飛鳥の宮風に造られて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
やがて≪Promenadeプロムナード à uneユヌ paireペール!≫(訳注 一組ずつ行進!)というシメオーノフ=ピーシチクの掛声がして、順々に舞台へ出てくる。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ、御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
このはなさくや媛も、古事記すさのをのよつぎを見ると、それを証明するものがある。すさのをの命の子やしまじぬみの神、大山祇神の女「名は、木花知流コノハナチル比売」にうたとある。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
築造チクザウルハ都下トカ繁昌ハンジヤウシテ人民ジンミン知識チシキヒラ所以ユエン器械キカイナリ
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
藤原の大宮づかへ がむ をとめがトモは、ともしきろかも(巻一)
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
学ばでもあるべくあらば れながら、聖にませど それ 猶し学ぶ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まさに掖廷にれて、后宮の数につべしと。天皇ゆるす。……丹波の五女をして、掖廷に納る。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
諸寺諸山、非職員ノ住侶ヂユウリヨ、又、タトヘ凡下放埒ボンゲハウラツ与党賊徒ヨタウゾクトノ輩タリトモ、忠節ノジツヲイタスラバ、賞トシテ、近江国麻生アサフノ庄ヲテ賜ハルベキナリ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右、正成ノ首、持参ノ者ニオイテハ、丹後国船井ノ庄ヲオコナハルベシ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
。……コウッテ開ク、とあるではないか。すでにいにしえの神仙は、今日、がこれへ参るのを、予言いたしておったのだ。いやだと申す者は、素首すこうべをぶった斬るぞ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「や。コウッテ開クだと? ……。はてな、洪とはおれ、おれに遇って開くとは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古記に云はく、遊部は、大倭国高市郡に在り。生目天皇の苗裔なり。遊部と負ふ所以は、生目イクメ天皇の孽円目ツブラメオホキミ伊賀比自支和気イガノヒジキワケの女とひて、妻と為す。
爾時コノトキに諸国に其氏人を求む。或人曰く、円目王、比自岐和気とひて、妻と為す。是王に問ふ可しと云ふ。りて召して問ふ。答へて云はく、然せむ。其妻を召して問ふ。
「ほす」から「ほしぐ」と言ふ形が出来て、其が融合して「ほさぐ」となつたと見る。語原の意義を忘れて活用も変る例はある。
一、新字ノ頭ニ、※アル者ハ、頭ノ語ナリ、他ノエ、イ、※、ユ、モ頭ノ語ニシテ、※アル者ハ、以下ノ単字頭ト知ルベシ。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
自省ジセイナオケレバ千万人センマンニンエドモ、——イヤ、握手アクシュハマダマダ、ソノタテノウラノ言葉コトバヲコソ、「自省ジセイナオカラザレバ、乞食コジキッテモ、赤面狼狽セキメンロウバイ被告ヒコク罪人ザイニン酒屋サカヤム。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシトイ、サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
高砂に出る住吉明神は、播州からは彼方の津の国をさす処に、来臨する神と、神行きひの信仰とを印象して居るのです。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
是に八上比売、八十神に答えけらく、汝等ミマシタチの言は聞かじ。大穴遅神にわなと云う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
ッと、はねまわらずにすむように、つい鼻先に昼光ランプがつき、手をつかうことも、口をつかうこともできない小児麻痺患者のために、時計仕掛で
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
此御姿を拜んで、けの日御廟を開いて、大師のみかげをまのあたりに拜しまゐらせますと、昨日見たまゝの髮髭の伸び加減だと申します。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
コウイテコレキョウニアラズ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南家ナンケ郎女イラツメ神隠カミカクしにつたのは、ソノ夜であつた。家人は、翌朝空がれ、山々がなごりなく見えわたる時まで、気がつかずに居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
朝三チョウサンノ食秋風シュウフウクとは申せども、この椎の実とやがて栗は、その椎の木も、栗の木も、背戸の奥深く真暗まっくら大藪おおやぶの多数のくちなわと、南瓜畑の夥多おびただしい蝦蟇がまと、相戦うしょうに当る、地境の悪所にあって
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)