“るいせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
累世75.0%
涙声25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちその思想しそうは純然たる古流こりゅうにして、三河武士みかわぶし一片の精神せいしん、ただ徳川累世るいせい恩義おんぎむくゆるの外他志たしあることなし。
曹操は相国しょうこく曹参そうさん後胤こういんで、累世るいせい四百年も漢室に仕えてその禄をみながら、いま漢室の衰えるを見るや、その恩を報ぜんとはせず、かえって、乱世の奸雄たる本質をあらわして簒虐さんぎゃくをたくらむ。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄徳はいくらか希望を取り戻して、やがて夫人の車へ近づき、涙声るいせいをふるわせて彼女へ告げた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)