“らくよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ラクヨウ
語句割合
洛陽77.8%
落葉22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百川ひゃくせん君は譚海たんかいの作あり、倶に奇事異聞を記述せるものにて文章の巧妙なる雕虫吐鳳ちょうちゅうとほう為に洛陽らくようの紙価を貴からしめしも、余を以て之を評さしめば
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
あるとき彼が洛陽らくようから帰る途中、わが家に至らざる数十里のところで、ひとりの美しい花嫁ふうの女に出逢った。
落葉らくようを踏んで頂に達し、例の天主台の下までゆくと、寂々せきせきとして満山声なきうちに、何者か優しい声で歌うのが聞こえます、見ると天主台の石垣いしがきかどに、六蔵が馬乗りにまたがって
春の鳥 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
落葉らくようを一パイに沈めた泉水に近く、樫と赤松に囲まれた離れ座敷は、広島風の能古萱葺のこかやぶき網代あじろの杉天井、真竹まだけ瓦の四方縁、茶室好みの水口を揃えて、青銅の釣燈籠、高取焼大手水鉢の配りなぞ
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)