“よるのもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜具60.0%
寝具40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
收めたり夜具よるのものも清くして取扱ひ丁寧なり寐衣ねまきとてあはせいだしたれど我はフラネルの單衣ひとへあればこれにて寐んと一枚を戻せしにいかにあしくは聞取りけん此袷きたなしと退けしと思ひ忽ち持ち行きて換へ來りしを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
下婢おんなの敷いて行った寝具よるのものは、彼の手で畳まれ、部屋の片隅に置かれてあった。女を待つに寝ていてはと、彼の潔癖性が、そうさせたものらしい。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女があって酒があって、ご馳走があって寝具よるのものがよい、そういう住居すまいへ来いといわれる。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)