“ゆるが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユルガ
語句割合
81.3%
12.5%
震撼6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就中近頃の小説の文章に、音律といふことがゆるがせにされて居る、何うしてゆるがせ處ではない、頭から文章の音律などは注意もしてゐないやうに思ふ。
文章の音律 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
水声が私達の枕をゆるがすやうにした。
耶馬渓の一夜 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
山中を震撼ゆるがす大音響を聞くと同時に、三十間ばかり離れた人道の方から入坑はいりかけていた二番方の坑夫たちが、スワ大変とばかり何十人となく駈付けて来た。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)