“ゆういつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遊佚50.0%
遊逸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中世僧侶欧州に充満し怠惰して大食ばかりしたから僧ほど肥えたちゅう諺あり。豕も遊佚ゆういつ大食する故豕ほど肥えたという。それから何となく僧を豕の棒組と見做みなすに及んだ。
まず、書の巧拙や、筆法の吟味は論外として、その覇気はき遊逸ゆういつして、筆端竜蛇を走らすていの勢いに、さすがの白雲が、すっかり気を呑まれてしまった形です。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)