“やむをえず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不得已50.0%
不得止50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の如く謡曲会、俳句会、短歌会、新体詩会等、会の連発にて当分の間は、のべつ幕無しに出勤致しそろ為め、不得已やむをえず賀状を以て拝趨はいすうの礼に候段そろだん不悪あしからず御宥恕ごゆうじょ被下度候くだされたくそろ。……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我輩がここに下宿したてにはしばしばペンの襲撃を蒙って恐縮したのである。不得已やむをえずこの旨を神さんに届け出ると可愛想にペンは大変御小言を頂戴した。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
不得止やむをえずして、之を放任したるの国は、今日如何ともする事不能、内閣宰相は、何時議院の為め、進退せらるるか、自ら量る事不能、自然に、事に任すの力を弱くするに至れり
もしこの順席をあやまりて、他に治国の法を求めなば、時日を経るにしたがい、意外の故障を生じ、不得止やむをえずして悪政を施すの場合に迫り、民庶もまた不得止して廉恥を忘るるの風俗に陥り