“もっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.2%
1.3%
一段0.1%
尚一層0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっともこの物語の後に於て判るように、このことがどんな事実であるかということを明瞭めいりょうに知っているはずの二つの関係があるのですが
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
もっともその三味線を弾く時、母親の歌った声は、まだ娘の耳に残っている。その歌は、その頃、よく分らなかったから覚えている筈がない。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
抱起だきおこして「これ、俯向うつむき轉倒ころばしゃったな? いま一段もっと怜悧者りこうものにならッしゃると、仰向あふむけ轉倒ころばっしゃらう、なァ、いと?」とふとな
此方では商談は大抵斯ういうところか尚一層もっと高級なところでやる。白面しらふじゃう/\思い通りのことは言えない。そこは狂い水の功徳、有難いものさ。取引は喧嘩と同じで大概酒の上だからね。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
少し眼に怖味こわみはありますが、もっと巾着切きんちゃくきりのような眼付では有りません、堅いお屋敷でございますから服装なりは出来ません、小紋の変り裏ぐらいのことで、厚板の帯などを締めたもので
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いかさまそれはもっともである……しかし、どうだな、ありそうかな?」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)