“もちづき”の漢字の書き方と例文
カタカナ:モチヅキ
語句割合
望月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆるニルヤりがありカナヤ望月もちづきが、冉々ぜんぜんとして東の水平を離れて行くのを見て、その行く先になお一つのよりとうとい霊地の有ることを認め
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今ぞ鳴くらん望月もちづきの、関の清水を打越えても、これやこの行くも帰るも、蝉丸の社をくぐって来ても、二人ともに口をかなかったものですから
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
望月もちづきである。甲斐かい武田勝頼たけだかつよりが甘利四郎三郎しろさぶろう城番じょうばんめた遠江国榛原郡小山とおとうみのくにはいばらごおりこやまの城で、月見のえんもよおされている。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)