“めでたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目出度76.9%
芽出度23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目出度めでたい、目出度、という挨拶は其処そこにも此処ここにも取換とりかわされた。田舎いなかの方から引返して来た三吉は、この人達と一緒に、料理屋を指して出掛けた。日暮に近かった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
卒業して半年もたないうちに、私はとうとうお嬢さんと結婚しました。外側から見れば、万事が予期通りに運んだのですから、目出度めでたいといわなければなりません。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御介抱もうしたる甲斐かいありて今日の御床上とこあげ芽出度めでたい芽出度めでたけれど又もや此儘このまま御立おたちかと先刻さっきも台所で思い屈して居たるに、吉兵衛様御内儀が、珠運様との縁たくば其人様の髪一筋知れぬようにぬい
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)