“むじやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無邪氣76.2%
無邪気23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あだか炭團屋たどんや長男ちやうなんのやうになつたことにはかぬ無邪氣むじやきさ、只更ひたすらわたくしかほゆびさわらつたなど、くるしいあひだにも隨分ずいぶん滑※こつけいはなしだ。
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしこと
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
併し概して言ふと、しもがかつた事も、原文が無邪気むじやきに堂々と言ひはなつてゐるのを其儘そのまま訳出してあるから、近代の小説中に現はれる Love scene よりも婬褻いんせつの感を与へない。
無邪気むじやきなる道づれなりし犬の姿
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)