“まえづま”の漢字の書き方と例文
語句割合
前褄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬の堅さがほぐれて、自分の端たない様子を恥じるように前褄まえづまを合せたりしました。
と云ううちに、そこに落ちていた誰かの手拭を拾って姉さんかぶりにした。それから手早く前褄まえづまを取って、問題の赤ゆもじを高々とマクリ出したので、皆一斉に鯨波ときのこえを上げて喝采した。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
よだれを拭いて、前褄まえづまを直して、直助は何の気もなく舳の方をすかして見ました。