“ほんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本旨42.9%
本氏14.3%
奔駛14.3%
本支14.3%
本紙14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生の本旨ほんしは、右二氏の進退しんたいに関し多年来たねんらい心に釈然しゃくぜんたらざるものを記して輿論よろんただすため、時節じせつ見計みはからい世におおやけにするの考なりしも、爾来じらい今日に至るまで深く筐底きょうていして人に示さざりしに
瘠我慢の説:01 序 (新字新仮名) / 石河幹明(著)
荘右衛門が尾張中納言継友つぐともに仕へて、芋生いもふの竹腰志摩守の部下に属するに及んで、曾七郎は竹腰氏の家老中西曾兵衛の養子にせられた。中西氏は本氏ほんし秋元である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
寛延三年に播磨国姫路の城主酒井雅楽頭忠知うたのかみたゞともの重臣犬塚純則の六男に生れ、同藩青木某の女婿となり、江戸に来て昌平黌の員長に推された。つい本氏ほんしに復し、黌職くわうしよくを辞し、本郷に家塾を設けた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
にわかニ寒シ。白沢駅ニ抵ル。大蛇川ヲ渡ル。湍流たんりゅう奔駛ほんしスルコト長蛇ノがくヲ走ルガ如シ。直ニ渡ルベカラズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
諸王をして権を得せしむるも、また大なりというべし。太祖の意におもえらく、かくごとくなれば、本支ほんしあいたすけて、朱氏しゅし永くさかえ、威権しもに移る無く、傾覆のうれいも生ずるに地無からんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは本紙ほんしだいめんごと雜報ざつぽうであつた。